記事一覧

攻撃的になってしまうわけ

このページのポイント いろいろ理由が重なっているのかも

 精神障害者の方を支援する時、時々攻撃的な言動の方に出会います。
なぜなんだろうと自分を振り返ってみました。
 
 私が自身の経験を振り返ってみると、ひとむかしまえに薬局で薬を分包してもらってました。それが間違って薬がはいっていたのです。薬剤師さんのミスですがその時に怒ってしまいました。「時間も十分待ってるし、急かしてないでしょう!」と怒鳴ってしまいました。今なら「気をつけてくださいね。」ですむところなのですが。
 
 急性期に近いときほど感情がストレートに出たような気がします。その時は家で療養しているときでエネルギーが建設的に使えていなかったように思います。健常者なら昼間は仕事や学校などにいき夜は休むという生活をしていると思います。でもその時、私は昼間は家にいました。私の場合、エネルギーが上手に使えていなくて感情がストレートにでる。しかも自分は社会であまり活躍できていないという自身の劣等感や社会に対するやっかみなどが重なっていたと思います。

 でも症状が落ち着いてきたら精神障害の方は攻撃的ではなくなることも知ってください。精神科病院に入院前と退院後は人が違ったかのように落ち着きます。攻撃的な人に出会ったら「今は落ち着いてないんだな。」と思っていただけると支援者も気持ちが楽になるかもしれません。

 余談ですが、最近特定の有名人へのSNSでの誹謗中傷などが問題になっています。同じような余裕のない境遇の方がいるのかなと推測してしまいます。

Comments

Post a comment

Private comment

プロフィール

大阪のすえっち

Author:大阪のすえっち
すえっちです。精神障害者です。

自立生活センターで働いています。

当事者から支援者に知っていただきたいことを発信します。

最新記事