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お互いのために「枠」が必要(その2)

このページのポイント支援者側からの「枠」の必要性

 地域にいる支援者は夜になぜ長電話をとるのでしょう?

私の推測ですが、それは精神障害者のこと考えてくれているからだと思います。

眠いし、しんどいけど福祉の仕事に関わっているし、聴いてあげないと…。この人は自分を必要としているな…。電話をきったらこの人との関係がこわれてしまうかも…。

 ここでちょっと他のことを考えましょう。クリニックの診察時間は決まってます。診察時間外は診てもらえません。

医療スタッフは休みを適切にとるため質の高い支援ができます。

入院設備のある病院はどうでしょう。看護スタッフなど夜は夜勤手当、宿直手当など適切な対価をえて支援をしてます。

シフトでうごいているので勤務後はちゃんと休めることが約束されてます。だからこそ時間中は頑張ることができるのです。

 何が言いたいかというと、「ちゃんとあなたの話をききますよ、でも夜や休みの日は、私も休ませてね」といメッセージが伝わると関係が壊れてしまうこともないと思うのです。

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大阪のすえっち

Author:大阪のすえっち
すえっちです。精神障害者です。

自立生活センターで働いています。

当事者から支援者に知っていただきたいことを発信します。

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